聖母マリアとエッケ・ホモの蒼きロザリオ

青き祈りの珠に宿る、聖母の慈愛とキリストの受難
深く澄んだサファイアブルーの珠が連なる、フランスのアンティークロザリオ。



[商品詳細]
商品名:フランスアンティーク ブルーカットガラス ロザリオ
製造国:フランス
年代:19世紀末〜20世紀前半頃
ホールマークの使用年代:1838〜1962年
刻印:猪の頭のホールマーク有り
ビーズ:ブルーの多面カットビーズ(ガラスと推定)
十字架:磔刑のキリスト、INRI、透かし装飾
メダイ:聖母マリア/茨の冠を戴いたキリスト(エッケ・ホモ系の受難図像)
状態:経年による金属の変色、細かな擦れなどが見られます
寸法
部位 サイズ
十字架・縦 約37.2mm
十字架・横 約22.4mm
ロザリオ全長 約66cm





光を受けるたびに美しい輝きを放つ多面カットのブルービーズと、
繊細な装飾を施した十字架。
そして、祈りの珠の間には、聖母マリアとキリストの肖像を刻んだ小さなメダイが配されています。





このロザリオの大きな特徴は、各メダイの片面に聖母マリア、もう片面に茨の冠を戴いたキリストの肖像が表現されていることです。

キリストの姿は「エッケ・ホモ(Ecce Homo)」と呼ばれる受難の図像。



エッケ・ホモとは、ラテン語で「この人を見よ」を意味し、ローマ総督ポンティオ・ピラトが群衆の前にキリストを示した際の言葉に由来します。

茨の冠を戴き、苦しみの中にありながら静かな眼差しを向けるキリスト。その姿には、受難と犠牲、そして人類への愛が象徴されています。
一方、聖母マリアの穏やかに伏せられた眼差しは、母としての慈愛と祈り、そして息子の苦しみに寄り添う悲しみを感じさせます。


慈愛と受難。
二つの聖なる肖像が一枚のメダイの表裏に刻まれていることは、このロザリオをいっそう象徴性の豊かなものにしています。

装飾的なアンティーク十字架
ロザリオの先端には、四方の端部に透かし装飾を施した美しい十字架が取り付けられています。




十字架の中央には磔刑のキリスト像が表現され、上部には「INRI」の銘が見られます。
INRIとは、ラテン語の「Iesus Nazarenus Rex Iudaeorum(ユダヤ人の王、ナザレのイエス)」の頭文字です。



端正な十字架の造形と装飾的な透かし細工が、アンティークならではの趣を伝えています。

フランスの銀製品を示す猪頭ホールマーク



本品には、フランスの銀製品に用いられた猪の頭(Tête de Sanglier)のホールマークが確認されています。
この刻印は、1838年から1962年にかけてパリで小型銀製品に使用された銀品位保証刻印として知られ、銀品位800/1000以上を示します。
この刻印は、本品のフランスとの関わりや年代を考察するうえで重要な手掛かりです。






このロザリオの物語はこちらから
販売価格 35,000円(税3,182円)
型番 Ros010