1932年 初聖体記念 クロスメダイ

繊細な透かし細工で形作られた銀の十字架に、黄金色に輝くカリス(聖杯)とホスチア(聖体パン)を配した、美しいアンティークの初聖体記念メダイです。

【商品詳細】
*製造国:フランス
*年代:1932年頃
*刻印日:17 MAI 1932(1932年5月17日)
*用途:初聖体(Première Communion)記念
*素材:シルバー(銀800/1000以上)/ヴェルメイユ
*ホールマーク:猪の頭(Tête de sanglier)
*モチーフ:十字架・カリス・ホスチア・IHS
*装飾:透かし細工・個人モノグラム
*サイズ:縦 約28.1mm × 横 約24.2mm

十字架の四方は花弁のように優雅に広がり、その内側には渦を巻く植物文様を思わせる細かなオープンワークが施されています。直線的な十字架と流麗な曲線を組み合わせた華やかな造形で、約28mmというサイズながら非常に存在感があります。

中央でひときわ目を引くのが、銀の上に金を施したヴェルメイユのカリスとホスチアです。

上部の光を放つ円形のホスチアには、中央に「IHS」の文字が刻まれています。IHSはイエス・キリストを表す伝統的なキリストグラムで、カトリックの宗教美術に古くから用いられてきた神聖な記号です。

カトリックの聖体の秘跡において、ホスチアはキリストの御体、カリスはキリストの御血を象徴します。そのため、カリスとホスチアは子どもが初めて聖体を拝領する「初聖体(Première Communion)」を象徴する代表的な図像でもあります。

この作品では十字架全体を金色にするのではなく、カリスとホスチアだけにヴェルメイユを施しているところも印象的です。銀色の十字架の中央から聖体だけが黄金色に浮かび上がり、作品の中で最も神聖な部分を視覚的に際立たせています。

さらに中央から四方へ伸びる放射状の彫刻は、聖体から発せられる神聖な光を思わせます。

十字架 ― キリストの受難と救い
ホスチア ― キリストの御体
カリス ― キリストの御血
IHS ― イエス・キリスト

という、カトリック信仰の重要な象徴が一つの小さなメダイの中に凝縮されています。

裏面には、かつてこの品を贈られた人物のものと思われる流麗な個人モノグラムが手彫りされ、その下には

「17 MAI 1932」
= 1932年5月17日

の日付が刻まれています。

既製の宗教アクセサリーとしてだけではなく、一人の人物の信仰上の大切な節目を記念して、イニシャルと日付を刻んで贈られた特別な品であったことを物語っています。

また上部には、フランスの小型銀製品に用いられた猪の頭(Tête de sanglier)のホールマークが確認できます。これはフランスの銀製品に対する公的な保証刻印で、本品が銀品位800/1000以上の銀製品であることを示しています。

銀の落ち着いた輝き、緻密な透かし細工、そして中央に輝く黄金色の聖体。さらに個人のモノグラムと1932年という具体的な日付まで残された、当時の信仰と一人の人物の記憶を現在へ伝えるアンティーク聖品です。


100年近い時を経たアンティーク品のため、細かな擦れや小傷、銀特有の変色、ヴェルメイユの経年変化などが見られる場合があります。それらもまた、1932年から受け継がれてきた歴史の一部としてお楽しみください。
販売価格 18,000円(税1,636円)
型番 Me005

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