19世紀末〜20世紀初頭、アール・ヌーヴォー期のフランスで作られたカトリックの初聖体拝領(Première Communion)を記念するアンティークメダイです。
[詳細]
*製造年代: 19世紀末〜20世紀初頭頃
*製造国: フランス
*モチーフ: カリス(聖杯)/ホスチア(聖体)/
*麦/ブドウ/植物文様
*素材: シルバー800
ゴールド鍍金
*ホールマーク: 猪の頭(Tête de Sanglier)
*様式: アール・ヌーヴォー
中央には、キリストの血を象徴するワインを受けるカリス(聖杯)と、その上にキリストの体を象徴するホスチア(聖体パン)が立体的に表現されています。
ホスチアの背後から広がる放射状の光は、キリストの臨在と神の栄光を象徴するもの。さらにその周囲には、聖体のパンとワインにつながる麦の穂とブドウがあしらわれ、「命の糧」「神の恵み」を象徴する、非常にカトリックらしい意匠に仕上げられています。
特に美しいのが、周囲を取り囲む植物文様です。
丸い実と流麗な葉を組み合わせたヤドリギの植物意匠が、繊細なオープンワーク(透かし細工)によって表現されています。ヤドリギはヨーロッパで古くから、生命力や繁栄、幸運を連想させる植物として親しまれてきました。
自然界の植物を優雅な曲線へと昇華した装飾は、まさにアール・ヌーヴォー期ならではの美しさです。
さらに中央の宗教モチーフにはゴールド鍍金が施され、銀色の透かし細工との美しいバイカラーに。光を受けるたびに聖杯とホスチアが浮かび上がり、宗教的な荘厳さとジュエリーとしての華やかさを併せ持っています。
本品には猪の頭(Tête de Sanglier)のホールマークが確認できます。これはフランスで銀製品に用いられた公的な検定印として知られるもので、この小さなメダイの素性を考えるうえでも大変興味深い特徴です。
裏面は装飾を抑えた平滑な仕上げ。初聖体の記念品では、ここに拝領者のイニシャルや記念日などを彫刻することがありました。本品は大きな個人刻印が見られず、すっきりとした姿を保っています。
祈りのための聖品でありながら、ひとつのアンティークジュエリーとしても完成度の高い一点。
聖杯、聖体、麦、ブドウ、そして植物の透かし細工。
初聖体という人生の大切な節目を祝う信仰の象徴と、世紀転換期フランスの優美な装飾文化が、小さなメダイの中に凝縮されています。
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販売価格 |
25,000円(税2,273円)
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| 型番 |
Me010 |